マンション経営のキーパーソン!信頼できる営業マンを見極めるポイントとは?
不動産会社の営業マンから「不動産投資をしませんか」という勧誘の電話がかかってきたことがある人は多いと思います。しかしそうした勧誘の中には、悪質な営業で契約を取ろうとしている場合があるものです。今回はそんな悪い営業マンに騙されずに、信頼できる営業マンを見極めるためのポイントを解説します。
悪質な営業マンの特徴
まずは一体どんな営業マンが「悪質」なのかを、実際に使われることのある手法を例に出して解説します。話を聞く中で、以下に紹介するようなことをしていないか疑いを持っておくのが大切です。
■デメリットを隠す
瑕疵物件であることや、近いうちに高層ビルが近隣に建って日当たりが悪くなるのを知っているにも関わらず、一切口にしない営業マンが存在します。見るからに条件が良すぎる場合は何かそういったデメリットを意図的に隠している可能性があるので、相場とはかけ離れた魅力的すぎる条件を提示された際にはかなり注意が必要です。
■「ローンを組めばお金が無くても投資できる」と言ってくる
不動産投資に興味はあるけどそのための資金がないという人に「ローンを使えばどんな人でも不動産投資が出来ます」ということを言ってくる営業マンもあまり信用が置けるタイプとはいえません。
確かに不動産投資ローンという不動産投資専用のローンを使えば収入だけでは手の届かないマンションなどを購入できる可能性は高まりますが、物件の代金を丸ごとローンで賄う「フルローン」という融資の受け方をするしかないくらい資金に余裕が無い場合、投資するか否かは極めて慎重になるべきです。
不動産投資というのは少なくとも「お金が無くてもできます!」と軽々しく断言してしまえるものではありません。
信頼できる営業マンの特徴
不動産投資を成功させるためには、悪い営業マンを見抜くだけでなく良い営業マンの信頼できる点を見つけることも重要です。ここでは、信頼できる営業マンに共通する特徴を解説します。
■身だしなみに気を遣っている
「人は見た目が9割」とよく言われるように、見た目というのは人が人を信頼できるかどうか判断するときにとても大切になってくる要素です。営業マンともなればより一層見た目が持つ意味は重くなります。
それなのに身だしなみに気を遣わず、くたびれたスーツを着て手入れのされていない靴を履いているような人は営業の内容もあまり良いものではない可能性が高いです。逆に、身だしなみに気を遣い、清潔感のある見た目をしている営業マンは信頼がおける傾向があります。
もちろん100%そうだと言い切れるわけではなく例外もあるでしょうが、仕事への向き合い方やその人が持つ考え方というものは自然と見た目に表れるものです。第一印象で信頼しても良さそうだと思える人に出来るだけ担当してもらうようにしましょう。
■言葉遣いが荒っぽくない
見た目と同じく人間性が表れやすいのが言葉遣いです。強引な契約をさせようとする営業マンは言葉遣いまで強引で、「ドカンと収入を得られます」や「ブワッと入居者が増えます」といったような擬音語を多用する勢い任せの営業トークを展開してくることがあります。
信頼できる営業マンは知識や経験が十分にあるため、人に不快感を与えることのない言葉遣いを出来る人が多いのが特徴です。営業マンの話を聞く時は言葉遣いにも注意するのがおすすめだと言えます。
悪質業者に騙されないために
どれだけ注意しても見抜くことが難しい悪質な営業マンは存在します。そういった者への対処法として一番効果的なのは、営業トークを録音することです。ただし、事前に録音する旨を伝えてしまうと、もし相手が良い営業マンだった場合こちらの信用を失ってしまうことになりかねないので、さりげなくスマホの録音機能などを使うのがよいでしょう。
許可なく録音された音声でも、例えば盗聴などのようなあからさまに違法な手段によって録音したものでさえなければ裁判で証拠として使うことが可能です。そして録音と一緒にメモをしておくと、証拠としての効力がさらに高まります。
友人や知人と一緒に営業マンと話すというのも良い方法です。一対一だと押し切られてしまいそうな場面でも、こちら側にもう一人いれば営業マンもそこまで無理な契約を取ろうとはしなくなるでしょう。
まとめ
不動産投資は知識や経験がないと難しいものなので、どちらにも乏しい初心者を狙った悪質な営業がなかなか無くなりません。自分の資産を守り、しっかりと増やしていくためには、信頼できる営業マンと契約をすることが必要不可欠です。
一目で見て判断できる部分もかなりありますが、デメリットも隠さず教えてくれるといったトーク内容のポイントにも注意して見極めるようにしましょう。