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マンション経営に欠かせない火災保険の基礎知識

公開日:2022/01/15  最終更新日:2022/02/25


マンション経営では収入や集客も大切ですが、建物を守る「保険」についても考えたいところです。保険にはいろいろなものがありますが、この記事では火災保険について解説します。一般的な火災保険との違いや、誰が火災保険に入るのかこの記事で確認しましょう。ぜひ最後までご一読ください。

マンションの火災保険は三重になる

マンション経営の際に利用する物件は、誰が火災保険に加入するのでしょうか?一般的な火災保険との違いはあるのでしょうか。

火災保険は三重になっている

マンション経営で利用する物件は主に、以下の3つの該当者が火災保険に加入します。

・建物の管理組合
・オーナー
・入居者

上記の方々が各々火災保険に加入するため、火災を起こしてしまった側も、被災した側も補償されるのです。

火災保険はどこまで補償してくれるのか

火災保険は火事のみの保険だと思う方もいますが、意外といろいろな被害に対しても補償してくれるもの。ここでは火災保険で対応できる災害や事象について紹介します。

建物に関しての損害

火災保険に加入することの大きな利点は、建物を被害から守ることができることでしょう。補償できる主な災害は以下のとおりです。

・火災・落雷・爆発・破裂
・風・雪
・水害
・破損汚損

それぞれ見ていきましょう。

・火災・落雷・爆発・破裂
火災・落雷・爆発・破裂は火災保険で必ず補償される内容になります。火災や落雷はイメージ通りですが、残り2つの爆発・破裂とは何を指すのでしょうか。火災保険の爆発・破裂とは「気体または上記の急激な膨張をともなう破壊またはその現象」です。たとえばガス漏れに気付かずに火を使用し爆発した、スプレー缶が破裂して建物が破損したなどが対象になります。

ここで注意しておきたいのが、爆発・破裂で補償されるのは「気体」のみである点です。他の事例として水道管が凍結し破裂したケースが存在しますが、水道管の凍結による破裂は気体ではないため対象外であることを覚えておきましょう。

・風・雪
風や雪で被害に合いやすいものとして、窓ガラスやカーポートの破損があります。風や雪の補償も必須で一般的な火災保険に付随しています。近年では強い台風や竜巻などが観測されているため、風の補償が入っていない場合にはオプションなどから加入しておくと安心です。

・水害
水害に対する補償はオプションで選ぶことができます。水害とは豪雨などで床上浸水した場合や、給排水設備から漏水した場合に使用される補償です。

・破損汚損
破損汚損は不慮の事故や突発的な事象によって起こった建物の被害を補償します。先ほど補償されないとした水道管の凍結による破損などもこれに該当します。

他人の持ち物に対する補償

こちらは建物の老朽化などによって建物が破損し、他人の身体や持ち物に損害を与えた際に賠償するもの。たとえば手すりが外れ高齢者の方が転倒した場合や、壁の一部が剥がれ落ち人の車に傷がついた場合に適応されます。

オーナーが別途に加入すべき保険はある?

家賃収入特約

家賃収入特約とは、火災や床上浸水などで部屋に住めなくなってしまった際に、家賃を補償してくれる保険です。特約は火災保険に必須で付いていないため、加入したい方は追加で申し込む必要があります。

しかし本来得られるはずの家賃を永遠と保障されているわけではなく、契約で取り決められた期間内のみとなっているため、次の入居者が見つかるまで保険がきかない可能性もあります。家賃収入特約はその月の家賃収入分が満額支払われる訳ではなく、10年かけて満額が支払われます。

・家賃8万円×6か月=48万円÷120か月(10年間)=4,000円

そのため月々の額は上記の場合だと4,000円です。

家主費用特約

家主費用特約は所有している物件で死亡事故が発生した際の、賃料や原状回復工事費用、遺品整理費用を補償するための保険で限度額が100万円となっています。家賃収入特約と同様、保険金を月々の額でもらえる訳ではなく想定される金額を10年間かけて支払われます。

たとえば「家賃8万×12か月=96万円」の場合では、「96万円÷120か月(10年間)=8,000円」月々8,000円が10年間かけて支払われるようです。

防犯対策費用特約

オーナーが加入すべき保険としては上記の2つに合わせて「防犯対策費用特約」もおすすめです。防犯対策費用特約では、防犯ブザーやオートロックなどの防犯設備の設置費用を補償してもらえます。この特約に加入しておけば不法侵入があった際に、より強力な防犯対策を行えるでしょう。

 

今回はマンション経営の基礎知識として、火災保険の補償内容と、オーナーが加入すべき保険について紹介しました。マンション経営では入居者を増やすために行動することも大切ですが、経営の元である建物がなくなってしまっては元も子もありません。火災保険に加入すれば火災から建物を守ってくれるほか、水害や雪、風、破損汚損などにも対応しています。マンション経営を行う際には、ぜひ保険にも気を遣ってくださいね。

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