不動産投資はどんな人に向いている？向き不向きの特徴をご紹介！

老後の年金への不安やさまざまな経済情勢の影響に不安を感じて、不動産投資を検討している方も多いでしょう。しかし不動産投資には、失敗するリスクもあります。どんな人が不動産投資に向いているのでしょうか。「興味はあるけれど失敗したくない」と考える方に、不動産投資家のタイプや向き不向きの特徴などをご紹介します。

不動産投資家は3つのタイプに分けられる

不動産の投資家には大きく分けて3つのタイプがあります。

資産運用

不動産を利用して継続的に家賃収入を得る方法で資産運用をする方法と、不動産を売却した利益を得る方法がありますが、ほとんどの場合継続的な家賃収入を得る方法をとっています。万が一家賃収入がなくなったとしても、不動産としての価値は残るため堅実に資産運用したい人におすすめです。

リスクヘッジ

将来起こりうるリスクを少しでも減らすために不動産投資をする方法です。若い時に融資を受けて不動産の購入・投資を開始することで、リタイアした後も年金だけに頼ることなく副収入を得ることができ、将来の不安がなくなります。

節税

不動産投資においては、事業に使った分はすべて経費として計上できます。家賃収入から経費を差し引いたものが不動産収入になるため、経費が計上できれば所得を低く見積もることができ、所得税や住民税の節税につながります。また、相続の際にも現金と比較して不動産運用の資産価値は約80%で評価されるため、相続税の節税になります。

不動産投資が向いている人

どんな人が不動産投資に向いているのか見ていきましょう。

長期的な視野

不動産投資は株式やFXなどとは異なり、長期的な視点が必要となります。30年などのローンを組んで、毎月の家賃収入と返済のバランスをもとに計画を立てて進めなければなりません。計画の中には数年後、数十年後のメンテナンス費用も考慮する必要があります。長期的な視点で収支計画を立てることができる人が向いているといえます。

安定的な収益

不動産投資は株やFXなどのように金利と期待で変動し、瞬間的な収益を期待するものではなく、長期的な計画の下で安定的な収益が期待できます。空室でない限り毎月安定した収入があり、空室になった場合でも信頼できる業者と契約を結んでいれば次の入居者もすぐに決まります。

負債を前向きに

基本的にはほとんどの人が借金をして不動産投資をスタートさせます。借金に対してネガティブなイメージを持っている人も多いかもしれませんが、収益を生むための借金ととらえて前向きに借りられる人が向いています。多くの企業も同様の目的で借金をしており、最大限借りられる分を投資したほうが収益も大きくなります。

まじめで几帳面

不動産投資をするにあたって、最低限の専門知識が必要です。そのため、まじめで勉強熱心な人が成功しやすいとされています。また、長期的に綿密な計画をたて、それをひとつずつクリアしていく几帳面さも重要なポイントになります。

不動産投資が向いていない人

不動産投資が向いていない人にはどんな特徴があるのでしょうか。

決断できない

長期的な投資の中で、そのときどきで決断が必要になることがあります。そのタイミングで決断できず、先延ばしにしがちな人は向いていません。適切なタイミングで決断できないことで勝機を逃してしまうことがあります。逆にいいタイミングで決断すれば、利益が増える可能性が高まります。

損をしたくない

月々安定した収入を得られる不動産投資は、急に資金繰りが苦しくなったりすることのない比較的低リスクの投資です。とはいえ、リスクがゼロになることはありません。入居者がなかなか見つからない場合、空室期間は家賃収入が見込めません。また、金利上昇により返済額が増えるリスクもあります。リスクをとれない、損をしたくないという人には向いていない投資です。

自分で考えられない

どんな種類の投資であっても、投資は決断と選択の連続です。その時々で自分で考え、判断し、選択を行わなければいけません。長期的な投資である不動産投資では、知識を得るために自分で勉強したり、セミナーに参加したり、専門家に相談したり、自分で行動して情報を得ることが重要です。

不動産投資はときにはリスクを負う覚悟も必要

不動産投資は、将来の収入を確保するために早い段階で借金をして、多少の損があっても投資するというリスクを恐れない姿勢が大切です。どのようなリスクが生じてもそれはすべて自己責任と自覚して、きちんとリスクを負う覚悟を決めておきましょう。覚悟を決めたうえで、できるだけリスクを少なくするために書籍を読んだりセミナーに参加したりして知識を深めることが重要になります。

まとめ

不動産投資は向き不向きがありますが、まずは適性があるかどうかを確かめるためにセミナーなどに参加してみましょう。生じうるリスクを把握したうえで行動すれば、比較的安定した投資なので長期的な投資を考えている人にはおすすめです。