マンションの管理はどうする?代行してもらったほうがいい理由とは?
老後を見据えて投資用マンションを購入するというのは、堅実な人生設計の方法です。しかしいきなりマンションの経営をするとなると、管理をどのようにすればいいのか悩むでしょう。そんな不動産投資初心者の人におすすめなのがマンションの管理代行システムです。代行システムを利用すれば、あまり知識がない状態でもマンションのオーナーになることができます。
マンション管理の基礎知識
マンションの管理業務にはさまざまなものがありますが、大きく2つに分けることができます。その2つとは、建物に関する「ハード面」と入居者に関する「ソフト面」です。ここではそれぞれの主な業務について解説していきます。
■ハード面
建物自体のことを指す「ハード面」の管理というのは、建物全体の美観を外壁や廊下などの外観から物件内部の内観に至るまでもれなく維持することや、各種設備の点検、リフォームや原状回復といった業務のことです。
建物は経年や雨風の影響で日々ダメージを受けていきます。何もしなければ次第に劣化していってしまうので、物件としての価値を下げないためには行き届いた管理が必須です。
また、ハード面の管理で意外と大切になってくるのが空き部屋についての部分です。空き部屋は放っておくと汚れが溜まってしまったり思わぬ不具合が発生したりする恐れがあります。
入居希望者が内見をする際などに備えて、入居者が既にいる部屋だけでなく空き部屋にも気を配っておくのはとても重要なことです。
■ソフト面
「ソフト面」の管理とは、入居者のマネジメント業務のことです。業務内容としては、最初にする必要があるのが入居者の募集、成約獲得後は月々の家賃管理やいざという時のクレーム対応、そして契約期間満了に際しては契約更新の確認や解約に伴う退去についての手続きなどをすることになります。
ハード面だけでなくソフト面の管理もしっかり行えていないと、トラブルが発生し、結果として建物の価値が下がってしまうということにも陥りかねません。
ソフト面の管理を怠らなければ、空室も無くなり、毎月しっかりと家賃収入が手に入るので建物のグレードを上げていくことも可能です。
そうなればさらなる収入が見込めます。ソフト面の管理はハード面と同じくマンションの管理には欠かせないものだといえるでしょう。
管理代行システムって?
マンションのオーナーをしている人は、必ずしも不動産の専門家というわけではありません。最近ではサラリーマンをしながら、会社や国の規約に反しない範囲で副収入を得るためにオーナーになる人も増加しています。
そういった人に利用されているのが管理代行システムと呼ばれるものです。前述したマンションのハード面やソフト面すべての管理を自分の代わりに文字通り「代行」してくれるため、自分はほとんど何もせず料金を支払うだけで済みます。
「管理代行システム」というとなんとなく聞きなれない言葉で分かりづらいかもしれませんが、いわゆる管理会社のことです。賃貸マンションに入居者として住む場合、何かあった時には大家さんではなく管理会社へ連絡するようにと決められていることがほとんどですが、その管理会社が提供しているサービスを指して管理代行システムと呼びます。
マンションの管理を代行してもらうメリット
便利ではあるものの、料金がかかるので代行ではなく自主管理という方法を選んでいる人もいます。ただし自分でマンションを管理する場合、24時間いつでも住人からのクレームなどに対応できるようにしておかなければならなかったり、空室が発生した時には自分で入居者を募集しなければいけなくなったりと、常にマンションのことを考えていられる状況が必要です。
しかし会社勤めをしていたりするとなかなかそんな状況は作りづらいため、代わりに管理業務を行ってくれるサービスは必須といってよいでしょう。管理を代行してもらえば、マンション購入にかかったお金の支払いが済んだ後は家賃収入の全てがほぼ完全な不労所得になります。
年金制度が揺らぎ、不景気も続くこの時代、安定した不労所得は今の生活を豊かにするのみならず将来のためにも確保しておきたいところです。
まとめ
マンションの管理をするためには、専門的な知識だけでなく膨大な時間や労力が必要になります。せっかく投資マンションを購入しても忙しさが増すだけになってしまっては仕方がありません。
その点、代行サービスを利用すれば自分自身の負担はほとんどなくなります。マンションを購入したら管理は代行してもらうのが一番だといえるでしょう。